37 だんだんよくなる法華の太鼓だ。(倉田)



だんだんよくなる法華の太鼓だ。


イチロー君!!!


転ぶとき手つくな。なんで手つくの。悪い手だなあ。叩いてやるか!


命綱は死んでも離すな! 持ちかえることないよ。


立合い何度も反復しろ! そのうち麻雀のタコと同じで痛くなくなる。


左足で左から入るか、右足で右前みつの立合い。
丸みのある相撲を取らなきゃダメ。
考えろ!! 久島海みたいのはダメ。


土俵の上で考えないで、降りてから考えろ。
悩め悩め悩め、そのうち飯が食えなくなるよ。


荻『なんで勝つの?』
倉『……わかりません。』
荻『さまになって一ぺんにいくからだよ。間をもたないからです。』


土俵際の詰めが一番難しいんだ。


何十番でたらめな稽古しても強くならない。
十番、気入れてやれ。


なんで掬わないの? 今日習ったばかりだから?
すぐやらなきゃ。スポーツと芸術は盗んだらすぐやる。


重心と逆に投げてるよ。久しぶりの草相撲見たよ。いい。


オーバーワークです。120%やって疲労がたまってるよ。
朝パッと目が覚める? 休むのも必要だよ。


わたし帰るとのど痛いよ、いつも。
倉『すみません』


倉田!巻いてみろ!! 巻くことも知らないのか!この野郎。
重心のある方に巻くんだ。
東大生なんだから、そういう力学的なことも知らないとダメなんだ。
倉『そっちの方は苦手なもので…』


人は人、人とは違うんだから。


荻『頭出すんだ、相手の頭を。上手とんのが遅いよ。』
倉『すみません。』
荻『私があんたにすみませんだよ。』
荻『私はあんたに申し訳ないと思ってるよ。私の指導が悪いから。』
倉『そんなことないです。』
荻『人がいいねぇ〜』


イチロー! 前垂れちゃんと直しとけ!!











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